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2019-04

ピティナG級予選審査@中野坂上ハーモニーホール - 2018.07.09 Mon

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(審査終了後にいただくプログラム)

G級予選を審査してきました。毎年、審査orどこかで聴きに行っている級で、今回も2日間若い人たちの熱演を興味深く聴きました。予選は10〜15分の持ち時間。プログラムの完成度に加え、次のラウンドで聴きたい要素があるかどうかが問われます。

今回聴いていて特に感じたのは、「パッション」と「情報処理能力」のバランスでした。感情面での押しが強いと、その人の感じ方の癖が、15分近い持ち時間だと見えてきてしまう。また、分析的で冷静な部分が多過ぎても、楽曲の構図はよく見えるけれど面白くない。ここをどう配分していくか、物理的な音数や情報が増えて来るなかで、どう感情と知性をコントロールして行くか、G級になると大きな要素と感じました。あと毎回思うのが、サウンドの安定です。質のよい安定したサウンドがあると、当然休符も映えるので、空間がうまく使えている、と感じます。

ショパンのエチュードだけは課題で、あとは自由曲。超古典名曲を弾く方から、まだあまり弾かれていない現代曲で組んでくる方など、様々です。でも、その人の技量がきちんと見えてくるのがG級。大学生がメインの級ですが、中・高校生の頃から、G級を念頭におきながら実力をつけていってほしい、と個人的には思っています。

この時期、海外の受験シーズンでもありました。関わっていた生徒2人から朗報が届き、秋からドイツの音大で学ぶことになります。2人ともG級を経てきた人たち。音楽家として、更に成長を続けてほしいです。

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