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2019-01

今年の夏 - 2017.08.31 Thu

明日から9月!早いです。コンクールシーズンもひと段落し、私なりにこの夏考えた指導についてのことを、まとめておこうと思います。

年初めの受験シーズンあたりから、生徒を見ていて特に思い始めたのが、表面上「他人との競争」と見えることでも、実際本人たちがやっていることは、厳しい状況の中、自分と作品にとことん向き合うことだけ、ということでした。この夏も、その思いを一層深めました。

「その人しか持っていないもの」を磨いて表現できているとパッと目立つ。人とは違うものを輝かせている・・・これがクリエイティブなのだと思います。

若いうちは「こうあるべき」という多くの人が価値とする道を目指しがちです。「どうやったら受験やコンクールに受かるのに有利な選曲・演奏なのか」というような「正解」を求める傾向があるように感じます。

もっと進むと「あの先生のところだと結果が出るらしいから行ってみよう」という発想に繫がる人もいるようです。レヴェルアップのための適正な時期に、先生をチェンジすることは必要と思います。でもこうした発想から出る先生チェンジでは、また同じことを繰り返すだけで、根本的な「自分育て」にはならないと感じます。

人と違うところって何だろう、自分しか感じられないものって何なのだろうか、自分しかできないことってあるだろうか・・・そう考えるきっかけや、今の自分を試してみる場のひとつに「コンクール」があると捉えてほしい、と願っています。コンクールを使っても使われない、というのはここにあると思います。例えば、評価が出なかったことに対し「それは自分の演奏・ステージでの表現が、秀でて目立つほど磨けていないのだ」と考えられるかどうか。通った人を見て「ああいう先生に付いて、ああいう演奏が通るらしい」(よく聞くセリフなのです)と言っている時点で「あなた自身にしかないクリエイティブな能力にもっと気づいて、プライドを持って」と思うのです。

コンクールの価値だけでは計れない能力もあります。文章を書く力、喋るスキル、人脈を広げられる社交性、とことん粘り強い性格、企画力etc・・・色々な角度から「自分しかできない、自分しか興味を持っていない」ところを磨いて音楽へ貢献していくことが、その人らしく表現者として生きることなのではないか・・・と。

音大や音高の中での「なんとなくこういうところに居られればカッコいい」という不文律(大抵は成績やコンクール歴でしょうか)もあると思いますが、その王道をカッコ良く?!行けるのは数名です。その数名も、更にレヴェルアップするところで、こうした問題に直面する時期がくると思います。「自分しかできない表現・感覚」を磨くところへ、関心が向けられるかどうか。認めたくない現実や、自分が今まで思い描いてきた目標と折り合いを付けなくてはいけないなど、痛みを伴うこともあるかもしれません。でも、それを受け入れて、新たな視点を磨くことを面白いと感じられるならば、表現者としての第一歩なのだと思います。

日々出会う出来事や人との中で、「感動」「気になる」「好き」なことをがあれば、それが道標になっていくと思います。他の人が良いと言っているものを必ずしも「良い」と感じなくていいのだし、その人にしかない感性を形にすることに集中できたら、他人と比べて自分を卑下したり上げてみたり、ということに必要以上にエネルギーを注がずにすむのではないか、と思うのです。

平たく言えば、”そこらへんに沢山いる似た雰囲気の、似たような道を目指すピアノをやっている子” からどうやったら抜け出せるのか。自分に気づき、自分の演奏ブランドを立ち上げる意識を、若い人には積極的に持ってほしいです。生徒自身の「感性磨き」への通過点として、コンクールをサポートしたい、と強く思った夏でした。

コンクールと共存し、自分なりの指導ができないだろうか、と模索が続いています。コンクールを否定することは簡単です。でも個人の力では到底できない環境が整われ、厳しい緊張感で育まれる有益なこともあります。小さな頃からコンクールを経験している生徒が増えている現実の中で、どうやったらいいサポートができるのだろうか、と日々考えています。

まだ語れるほど経験もキャリアもない40代半ばと自覚しつつ、少し青臭い文章になってしまいましたが、備忘録として書きました。数年後の私が読んだらどう思うのかな・・・という関心もあります。

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プロフィール

高木早苗  Sanae Takagi

高木早苗 Sanae Takagi
都立芸術高校を経て、東京藝術大学卒業、ミュンヘン音楽大学大学院マイスタークラス修了。現在、都立総合芸術高校音楽科講師。
参考サイト:
ピティナ演奏者紹介
YouTube Sanaetakagiklavier

★TACT Piano Master Class ★

<新桜台>2019年1/5、2/3、3/3、4/7、5/5、5/19(アドヴァイスレッスン)、6/2、7/7、7/28、9/8、10/6、11/10、12/1 会場:スタジオ1619・西武線 新桜台駅徒歩1分 <大宮>2019年1/20、2/17、3/17 クラス概要

生徒勉強会 

2019年1月12日(土)17時〜、 30日(水)18時〜 

ピティナステップアドヴァイザー&トークコンサート

2019年3月10日(日)鳥取・倉吉

※トークコンサートは大嶺未来先生との連弾を予定。

和井内バレエ発表会

2019年3月31日(日)杉並公会堂大ホール

※バレエとコラボします。

ピティナレッスン見学

2019年4月29日(月・祝)

Contact

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ピティナステップ主催 終了

2018年12月28日(金)東京・台東

ピティナステップアドヴァイザー 終了

2018年12月23日(日)石川・金沢

リサイタル 終了

2018年11月22日(木)19時〜

オペラシティリサイタルホール(東京・初台)

リサイタル2018詳細

希望の家チャリティーコンサートVol.11 終了

2018年9月15日(土)14時〜

いんば学舎草深(千葉・印西市)

10代のピアノを考える勉強会Vol.2 終了

2018年7月25日(水)

紀尾井町サロンホール(東京)

今峰由香先生(ミュンヘン音大教授)ホールアドヴァイスレッスン7/25詳細

生徒勉強会 終了

2018年6月2日(土)18時〜

ゆめりあホール(大泉学園)

出張レッスン 終了

2018年7月22日(日)

群馬・藤岡市

PTNA課題曲アドヴァイスレッスン 終了

2018年5月27日(日)スタジオ1619(新桜台)

★A2級 30分 8,640円 ★A1級~G級 45分 9.720円 ★デュオ全級 30分 10,800円

㈱タクティカルフューチャーデザイン・全日本ピアノ指導者協会千代田支部 FAX/03-6733-8571 E-mail/ info@tact-fd.com 事務局担当 庭山

アンサンブルみらいTokyo「音の環」終了

2018年5月25日(金)牛込箪笥区民ホール

10代のピアノを考える勉強会Vol.1 終了

2018年5月20日(日)保谷・こもれびホール

ゲスト講師:日比谷友妃子先生

5月20日勉強会詳細←(※3/28 定員に達しました。) 

出張レッスン 終了

2018年5月12〜13日

鳥取県倉吉市

ピティナステップアドヴァイザー&トークコンサート 終了

2018年4月29日(日)千葉美浜春季・詳細

千葉市美浜文化ホール・メインホール

総武海浜ステーション

生徒勉強会 終了

2018年4月3日(火)

ピティナステップアドヴァイザー 終了

2018年2月25日(日)倉吉冬季・詳細

鳥取県立倉吉未来中心小ホール  

まなたんステーション

ピティナステップアドヴァイザー&ワンポイントレッスン 終了

2018年2月11日(日)柏崎・詳細

柏崎市文化会館アルフォーレ 大ホール

かしわざきステーション

ピティナステップアドヴァイザー 終了

2018年1月28日(日)横浜北・詳細

フィリアホール(横浜)

横浜たまプラーザステーション

生徒勉強会 終了

2018年1月26日(金)18時〜

ゆめりあホール(大泉学園)

東京佼成ウィンドオーケストラ定期演奏会 終了

2018年1月13日(土)東京芸術劇場

オケ中・ピアノ

ナバッロ:オーボエ協奏曲「レガシー」

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